― 令和6年能登半島地震により被害を受けられた地域の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。 ―
東シナ海に沈むサンセットが美しいプライベートビーチを有する「楽園地」ハナハナビーチリゾート。 潮の流れも影響して、冬期の海岸にはおびただしい量と、こんなものまで !?
(Instagram https://www.instagram.com/p/CqSQoccPrDE/ )の海洋ごみが漂着してきます。
今春オープンに向け準備も佳境を迎える中、2024年 年頭最初の作業は、海岸の景観改善や海洋の生態系保全につながる「ビーチクリーン」でスタート。
“海辺の清掃活動”について、改めてその目的を熟考してみました。
奄美群島は、豊かな自然、歴史・文化、“シマ”の人々の暮らしを資源とした観光地として知られるようになり、ゆっくりと観光産業が発展してきました。2021年の世界自然遺産登録を背景に、国際的にも注目が高まり、多くの観光客の来島が期待されます。
一方で、開発やオーバーツーリズムによる、自然環境への影響が懸念されることもあり、観光施設側の私たちを含め、訪れる人々すべてが環境共生に向き合い、環境保全への意識を高めることで、この「楽園地」を後世まで残していくとともに、それを発信し、地球規模の環境問題の解決へと繋げていきたいと考えています。
エコツーリズムはもちろん、「地域」・「旅行者」・「自然」の 3者が循環することで、経済的にも環境的にも持続可能な観光地を目指すことを念頭に、お客様を迎えるための準備期間、さらに施設オープン後も含め、“海辺の清掃活動”・ビーチクリーンもそのアクションのひとつになります。日々の生活はもちろん、ゴミの発生を抑える工夫など当事者意識をもって、海と森を守り、共生につながる工夫をしてまいります。
回収したペットボトルや浮標ブイ
小雨の中のビーチクリーン作業後、テーチギ(車輪梅)の花が咲いているのを見つけました。奄美の早春を感じつつ。